影響力のある人は、ことばに心を運ぶ。

彼は、職場があるビルに到着すると12階建ての10階にある事務所へと向かうため、エレベーターを待つ列に並ぶ。

知り合いがいなければ事務室のある10階まで、誰とも会話をすることもなく、階数を告げる数字をじーっと見つめて待つだけ。
そして、決まって、オフィスに足を踏み入れると『おはようございます』とは言うものの、誰とも目を合わせずに自分のデスクに座ってしまうのです。

『おはようございます』と言うことばは、空を切ってはかなく消えていく。

自宅でもこんなことがありました。
年頃の娘との夕食後の団らん場面。
ケータイをいじったり、テレビを横目で見ながらの会話になってくると、これって家族だから許される行為だなーとも思うのです。

これらのような行為は、ディスペーシングと言って、『あなたとはコミュニケーションをとりたくありません』と相手に態度で示していることになります。

もし、相手を拒絶する意図がなくても、相手はこちらの態度を敏感に感じとります。

昨日まで仲良くしていた人が、急につれなくなったとしたら、もしかしたら、無意識のうちに取った態度に原因があるかも知れません。

 

言葉と態度の「不一致感」は不信感につながる


コミュニケーションの良し悪しは、言葉と態度の一致感にあると言えます。

私たちは、誰かと話すとき
その人の「見た目」や「声のトーン」や「雰囲気」などから感覚的に情報をキャッチしています。
その人が話す「言葉」など二の次。
感覚的な情報の方が言葉よりも影響を与えることはよく知られているところです。

嬉々として「ありがとう」と言われるのと
冷淡な雰囲気で「ありがとう」と言われるのでは、
音韻的に感じるものが全く違うもの。言葉と相手に感覚的に伝わる情報が一致していないと「嘘」のように思えたり、「不信」に感じられたりしてしまいます。

例えば、役者の演技が下手だなと感じるということは、その態度とセリフが不一致だから起こる現象です。

名役者と言われる方の演技は、
これはバーチャルなんだと頭では分かっていても、いつの間にか感情移入し見入ってしまうものです。

 

ことばに心を運ぶ


「心を込めて伝えると伝わる。」と、よく言われますが、いったいどうやって心を込めるのかというところが分かりづらいところです。

オバマ大統領の広島での演説は記憶に新しいところですが、心が震える名演説や、名役者には共通して言えることがあります。

ことばと態度が一致している。
ことばに心を乗せているということ。

『ことばに心を運ぶ』とは
ことばを丁寧に扱うことであり、
ことばに感情をONすることであり、
相手が受け取りやすいようなペースやトーンを選択することでもあります。

次は何を話そうかなどと頭の隅で考えていては相手に伝わらない。

原稿を読んでいても、羅列される単語が平坦な音として認知されるだけで記憶に残りづらいのです。
情熱的なメッセージは情熱的に!
嬉しいメッセージには嬉々とした高揚感をのせて!

演技ではなく、本物の感情をことばにのせていく。
上手く言おうとしなくていいのです。

ことばに心を運ぶことができるようになると、
相手のこころに、あなたのメッセージが深く刻まれていきます。
そして、あなたの意図がストレートに伝わるようになりますし、誤解が生じない安定したコミュニケーションがとれるようになります。

そのテクニックは字ずらで読んでも分かるものではありませんから、体験することをオススメしています。

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